2次電解着色法
めっきの選び方黒色化比較
めっき及び金属表面処理としての黒色化方法として、黒染め、黒ニッケル、黒クロム、黒亜鉛、黒アルマイト、黒硬質アルマイト等の処理がある。その主な特徴を下記に示す。
めっきの種類 | 素材 | 標準膜厚(μm) | 特徴・および弱点 |
黒染め | SS、Cu、SUS | 1µm以下 | ・均一性あり
・簡易防錆(さびやすい) ・材質によって黒くなりづらい ・Cu、SUS材の場合、小物は問題ないが若干の黒色化が悪い |
黒クロム | SS、Cu、 SUS、Al | 5~10µm | ・耐磨耗性がよい
・定電流部でのムラが出やすい ・耐食性が良い ・コストが高い ・熱吸収性がよい |
亜鉛めっき三価黒色クロメート | SS、Cu、 SUS、Al | 5~10µm | ・耐食性が良い
・色ムラが少ない ・黒ニッケル、黒クロムより安価である |
黒アルマイト | Al | 12~18µm | ・色調が一定である
・均一性がある ・つきまわりが良い |
黒硬質アルマイト | Al | 15~35µm | 上記の黒アルマイトの特徴以外に ・耐磨耗性がよい |
※材質ss,sus,アルミ材等により前処理が違う為、若干の膜厚差があるが0.5μm以下でほぼ無視できる。 |