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FAQ

【回答一覧】  
Q1 めっきにはどのような目的があるのか教えてください。
A1 めっきとは金属や非金属の表面を他の金属の皮膜で覆う加工のことです。代表的な目的(付加する機能)としては、防錆、装飾、耐摩耗などが代表的です。その他の目的(付加する機能)にも機械的特性(硬度UPなど)、電気的特性(電気伝導性UPなど)、光的特性(反射防止など)、熱的特性(耐熱など)、物理的特性(ハンダ付けなど)、化学的特性(耐薬品など)が、めっき加工によって付加されています。めっきをうまく活用することで、機能特性や機械特性に付加以外にも、製品のコストダウンを実現できるケースもあります。材料を丸ごと変更するのではなく、めっきを活用することでトータルコストが安くなるケースです。 また、めっきの種類に関しても多種多様となりますので、目的に応じて、最適なめっきを選定する事が重要なポイントとなります。
Q2 無電解めっきとはどのようなものですか?
A2 電気化学反応によりめっきする電気めっきに対して金属イオンを化学的に還元することによりめっきを行うことを無電解めっきといいます。 無電解めっきは電気を使わないため、電源・電極を必要としません。 めっき液中に素材を浸漬するだけでよく、複雑な形状の物や電気を通さない素材(プラスチック・セラミック等)にもめっきをすることができます。 また電気めっきよりも均一なめっき皮膜を得やすいという特長があります。
Q3 アロジン処理はどのような処理ですか?
A3 アロジン処理はアルミ素材にクロメート処理を施したものです。アルミ及びその合金上に優れた耐食性皮膜を形成し塗装下地としても好適 でアルミと塗装の密着が良好になります。
Q4 めっきに適した素材形状とは、どのようなものですか?
A4 めっきされる製品の形状は、膜厚、皮膜の特性、めっきの外観などに影響します。そして、デザイン形状の違いにより品質、単価に大きく影響します。 一般的にめっきは素材の表面積によりその素材の電流を計算します。また、陽極までの距離が近い場合、棒状なら先端部。素材によりバラつきが生じるため、膜厚やめっきの特性にもバラつきが生じます。また、陽極を遮断するような素材の形状も電流を流れにくくするため適しません。 しかしながら、素材を冶具にセットする方法や極板までの距離を細工することにより、その障害を最小限に抑えることはできます。
Q5 不良が出やすい素材形状には、どのようなものがありますか?
A5 2元合金やそれ以上の合金に対するめっきは難しい面があります。それは、合金内の各種金属の特性がそれぞれ違うからです。 また、研磨状態の悪い素材も難しく、それは、素材表面の粗さによってめっきの際、気泡が生じその面にめっき不良(密着不良)を生じる場合があります。 合金はめっき方法の選択などによって、ある程度改善することができます。しかし、素材表面の精度があまりよくないものは、洗浄やめっき方法によってある程度は改善が見込めるものの、不良率はかなり高くなります。
Q6 硬質クロムめっきは装飾クロムめっきとはどう違うのですか?
A6 めっき皮膜組成は両者ともに金属クロムです。しかし、装飾クロムめっきは美観や耐食性を目的としためっきであるのに対して、硬質クロムめっきは主に硬さや耐磨耗性を目的としためっきです。そのため、装飾クロムめっきは膜厚を厚くする必要はありませんが、硬質クロムめっきは10~100μmもしくはそれ以上の膜厚のめっきを施します。また、装飾クロムめっきは耐食性を向上させるために下地にニッケルめっきを施すことがほとんどですが、硬質クロムめっきの場合は密着力を重視するために素地上に直接めっきすることが多いです。
Q7 複雑な形状へのめっきは可能ですか?
A7 硬質クロムめっきはつきまわりと均一電着性が悪いため、複雑な品物に均一にめっきをつけることは非常に困難となります。しかし、ミクロエースでは専用の治具を製作することにより、様々な形状の品物にめっきをつけることができます。
Q8 再めっき処理をしてほしい製品がありますが、可能ですか?
A8 製品の種類にもよりますので、製品を拝見させて頂き、再めっき処理が可能か判断をさせて頂きます。
Q9 黒硬質アルマイト処理とは?
A9 黒硬質アルマイト処理とは、硬質アルマイト後に黒色に 着色する方法です。硬質アルマイトの硬度を保ちながら黒くする方法です。
Q10 超期間に渡り、耐食性を保持できるめっき処理はありますか?
A10 当社のミクロテクトV3(高耐食性複合皮膜)は特殊な複合皮膜による長期耐食性表面処理であり、通常の環境下では100年以上の耐食性が保持できます。特に塩害に強く、海外地域での評価を得ています。インフラ設備など点検を頻繁に行えない環境での設備部品に最適です。