装飾クロム
用途
・「クロム」とは一般的にニッケルクロムの事を指し、装飾クロムとも呼ばれており、空気や湿気に対しては鉄よりはるかに安定しているので水まわりの防錆に利用されている。
・真鍮などの素地を研磨する事で、非常に高級感のある美しい外観になるので装飾品に多く使用されている。バフ研磨やショットブラスト等で外観調整される。
概要
・めっき表面が固く、耐磨耗性、耐食性、耐熱性、密着性に優れている。
・ニッケルとクロム皮膜合計で、5~10μm程度。薄膜も可能だが、耐食性が下がる。
・めっきの付き回りが非常に悪い為、L型のアングルの内側や複雑な形状の凹んだ部分には、クロム皮膜が十分に付かず、下地のニッケルが露出する事がある。
・ニッケル上にクロムめっきを施した事によって、耐食性に優れ変色も防ぐ。
対応素材
・鉄、鉄鋼材、SUS材
・非鉄金属 (銅合金、アルミ合金、亜鉛合金等)
製品情報詳細
特 製 | 能 力 |
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成分 | Cr:56.1 、 N:0.4 、 C:0.1 、 H:1.25 、 O:26.0 |
反射率 | 3~4% |
光選択吸収性 | 吸収率α:0.98 、 放射率ε:0.066 |
耐熱性 | 500℃ |
硬さ(Hv) | 200~250 |